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(→続き)多分、遊んでるって解ってたと思います。それでも何も云わずに自分を見守っててくれました。 高校を卒業してからは自分はアルバイト、弟は小学校に入りました。でも、精神的に病んでしまって仕事に行かなくなった時も、優しく接してくれました。結局自分は1年も仕事せずに家に篭っていました。 そんな時、母の身体に癌が見付かり、年末に入院、手術になりました。幸い早期発見だったので無事除去出来ましたが、暫くは居ても立ってもいられませんでした。仕事もしてない自分が情けなく思いました。 その後何とか自分も仕事が決まり、働き始めました。それよりも前に母も仕事に復帰し、バリバリと仕事をこなしています。 でも数年前、母に新たな病が。掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と云います。皮膚の難病だそうです。日々痒くて痛いと云ってても、弱音はそれ以上云いませんでした。本当にツラいのは母自身なのに、自分達の為に頑張る母。自分も負けじと転職を繰り返し、今の職場に就いた時、遂に弟が高校の受験生に。成績の思わしくない弟に厳しく、それが自分にも飛び火した事も有りましたが、弟が合格した時は弟以上に喜んでいました。(→続く)
楓希
女性/38歳/東京都/鬱 / ふき / SRC退職 / 普通の妖怪に戻りたい
2014-05-08 02:24