もう、いいよから始まる物語案件。
本部長、秘書、社員の皆様お疲れさまです。
もう、いいよ、お前はチームにいらない。
学生時代、バスケ部の監督に言われた言葉です。
お世辞にも素行が良かった生徒でも無かったので、校則を破ったり部活をサボったりを繰り返していたら、レギュラーで試合に出場していたのにも関わらず、その日を境に試合に出場させてもらえなくなりました。
それでもバスケが好きだったので、練習態度を改めることはせず、部活には顔を出したり、試合の遠征にはチームのみんなについて行ったりしてたんですが。
もちろん、そんなことをしていても試合には出してもらえません。
ベンチから味方のプレーを見てて、そこで初めて自分の愚かさに気付きました。
なぜ、俺はここでみんなと同じユニフォームを着て、このコートの中にいないんだ、と。
それからは部活以外のことも含めて何でも一生懸命に取り組み、ある日を境に試合に出場させてもらえるようになり、引退する頃にはお前はこのチームのキーマンだからなと監督に言ってもらえるほどにもなりました。
今でも客観的に自分のことを見れるようになったのは、この出来事があったからなのかもしれません。
男はロマン
男性/38歳/東京都/モデル・MCナレーター
2016-03-16 17:30