もういいよ、案件

僕はどうにも思い出せないのですが、父が体験した話を思い出しました。

父は、いろいろな会社や学校で研修やセミナーをすることが多いです。
あるとき、『社会人になることについて、子どもたちにどう教育するか』という題目でセミナーをしていました。
ですが、先生たちはあまり聞く気がなく、居眠りをする人もいたそうです。
そこで父は『聞く気がないならもういいですよ』とセミナーを辞めてきたそうです。

セミナーを依頼してきた校長先生・教頭先生はとても熱心で良い人だったそうなのですが、その気持ちが先生みんなに伝わっていたわけではなかったようです。
そのときはまだ学生だったので、『教師なのにふざけるな！』と思ったのですが、会社員になってから、『学校も会社も同じなんだなぁ・・・全員が同じ熱意を持つって大変なんだなあ・・・』と思うようになりました。

大人になると『もういいよ！』で済まない場所もたくさんありますよね。

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