社員掲示板

映画『偉大なるマルグリット』を観賞

パリ近郊の貴族の邸宅にて開かれている音楽会、華やかな空間は主催者であり、主役でもある男爵夫人マルグリットの歌声で一変します。身にまとう衣装は本格的なオペラの衣装ですが発せられた歌声は致命的なまでの音痴、どうやら本人も自覚していない模様、周囲の人々もそこには触れない。
なんだか裸の王様とドラえもんのジャイアンリサイタルを組合わせた感じ。ここまでの流れは喜劇ですが物語が進むにつれ様々な事が見えてきます。
夫である男爵は妻が歌うことに苦悩しつつ、自身は浮気を。周囲の人々はそれぞれ思惑を抱いています。
そして、夫人がなぜ歌うのか、というあたりを掘り下げていくにつれ人柄に惹き付けられ、心の奥底を見ると笑えなくなってきます。愛の難しさ、人間の残酷さなど、脇筋の話が作品を喜劇からヒューマンドラマの様相に変えていきました。
作品で描かれている音楽に対する熱烈な片想いの結末や現実の苦さなどを見ていると人生のなかでなにかしら思い当たる事があるのを感じました。

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-03-27 21:20

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。