今日の案件
皆さんお疲れ様です。
今の会社に入った時の初任給。使い道は決めていました。「実家の蕎麦屋でお金を出して食べる」です。会社の先輩達に「一番美味しいお蕎麦は?」と聞くと必ず二世の職人さんは「父が打った蕎麦」と答えるんです。私にはその感覚が全く無かったので不思議だったんです。
父は今の会社のクライアントでした。赤字から脱却する為に先輩達が、頑張る姿に感動し就職しました。父は「あんな凄い仕事お前に出来る訳がない!」と反対していました。
父は蕎麦を私の前に出すと「その味は父さんの味を活かしつつ、お前の会社の皆さんが【売れる味】にしてくれたものだ。お前は人の人生を背負う責任重大な仕事をするんだ。一生懸命やれ、勉強って事でおごってやる。」と言ってお金を返してくれました。
そのお金は近所の神社の御賽銭箱に入れて帰りました。
おいしい紅茶
女性/35歳/千葉県/蕎麦屋専門のコンサルタント(役職:大将)
2016-04-25 15:49