映画『追憶の森』を鑑賞

出演がマシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミワッツ。監督にガス・ヴァン・サント、もうこれだけで要チェックでした。
予想通りスピリチュアルな作風で外国の作品ですが日本人の感性でも入っていけると思います、(というかこちら側に近い気が。)
静かな、詩のような静かな広がりの世界観だけと思っていたらサバイバルチックな一面も。
しかし、その厳しい試練が主人公の心の奥底にある生きる意思を呼び起こしていきます。
日本語がポイントにもなっているので外国の方が鑑賞するには言葉の壁がオブラートになりますが私達が観ると途中でいろいろ勘づいてしまうかな。
絶望して世界が真っ暗になり、生きていく光を見失った主人公は苦い過去の記憶と向き合いかたくなだった心を解きほぐし生き直そうとしていく。
深い喪失と再生を経て「生きる」、「生きている」ということを見つめ直すような作品でした。

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