映画『太陽』を鑑賞

作品は有名舞台劇の映画化、世界はウイルスの拡散により人類は2種類に分けられる。
ウイルスを克服した太陽の下では生きられないが若く健康な肉体と高い知能をもつ新人類の❬ノクス❭と太陽の下自由に生きられるもウイルスの感染を恐れノクスの管理下に置かれ貧しい生活を送る旧人類の❬キュリオ❭という2種類の人類の物語。
SFチックな設定だけど実写で製作されていてVFXやCG、3Dといったものとは無縁です
描かれるのもまるで現代の日常のよう。暴力、欲望、格差・・・、舞台の小さな村はまるで「地球」そのもので世界中の問題を凝縮しているような作品。それでいて家族愛や友情なども盛り込まれ人生の選択についても切り込んであり生きていく上で大切なことについて問いかけられている気がしました。
混乱し、どうしょうもなくなっていく世界、これでいいのか？というモヤモヤで終わるかと思いきや太陽の下、デコボコ道を走るポンコツのオープンカーがささやかな希望をみせてくれました。

1