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映画『レヴェナント 蘇えりし者』

作品は19世紀のアメリカを舞台に息子を殺害され、瀕死の重症で森に置き去りにされた男の復讐劇をメインに製作しています。
当時のアメリカは国土も現在ほどではなく、中部から西部は未開の地でもありイギリス人、フランス人、ネイティブ・アメリカンが入り乱れている状態でした。
作品内で毛皮が重要視されていたのはアメリカの収入源だったからです。(当時ヨーロッパでは貴重だった)
主人公が瀕死の重症を負いながらも「生」にしがみついたのは復讐心だったと思います、作品はサバイバルを経てその先にみたものを描いてますが単純なドラマにはなっていません。
当時は欲望を原動力に他者への敬意を欠き差別も当たり前、どこか現在に繋がる。そして、一見敵かと思わせるネイティブアメリカンの背景的な事も描き物語は実に細かいです。
ちなみにA ・G ・イニャリトゥ監督の2年連続受章、L・ディカプリオさんの主演男優賞が話題でしたが本作品の撮影監督エマニュエル・ルベツキさんは『ゼロ・グラビティ』『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続き本作品でアカデミー撮影賞を3年連続受章の快挙を果たしてます。

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-05-08 22:19

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