DVD で『さよなら。いつかわかること』を鑑賞
今日は急遽の休日出勤のため映画に行けず家でDVD鑑賞しました。
作品は母親がイラクに出征したある家族の物語です。
戦場も、戦闘シーンも、そして銃声も聞こえてこない異色の戦争映画で、戦争が残された家族にもたらす悲劇を描きます。
一家の母は米軍の兵士でイラクに出征し、父と二人の娘の3人で生活しています。冒頭のシーンから家族のぎこちなさがみえ、母の不在の影響を写し出します。
ある日突然訪れる母の訃報、事実を受け入れられず父は学校から帰ってきた娘を連れ外食に連れ出すがどうにも言い出せない、どうしていいか解らず父は娘たちに行きたい所を訪ね、一家は住んでいるシカゴから車でフロリダの遊園地に向かう。
道中、親子は母の不在と向き合います。夫として、父としての苦悩、二人の娘は心に抱える寂しさ、親子はシカゴからフロリダまでの旅で互いの思いを共有して家族の絆を深め、映画は家族の再生をも描きます。
悲しい真実を受け入れ、一歩踏み出すまでを家族のそれぞれの思いを紡ぎ繊細なストーリーで描く作品です。
そして、名匠クリント・イーストウッド監督が音楽を担当し作品を彩ります。
個人的に語り継ぎたい作品の一本です。
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-05-15 22:36