悩みとは……
突き詰めると「するかしないか」という選択、決断の問題だと思います。
そして、当人にとって「すること」と「しないこと」の価値が拮抗しているからこそ、悩みは生じるのだと思います。
それは言い換えると「どちらでも良い」ということなので、十円玉を投げてその裏表で「するかしないか」を決めてしまうのも一つだと思います。
もしその結果を見て気が進まないなら、その結果を自分が嫌だと思っているということですから、そこから「なぜ嫌なのか?」と一歩推し進めることで、悩みの本質に近づくことができると思います。
誰かに相談するメリットは、第三者のアドバイスを聞くことで、それに対して自分がどう思うかを知ることができる点にあると思います。
別にアドバイス通りに行動する必要はなく、そのアドバイスを聞いて自分がどう思ったか……それこそが大事なことだと思います。
悩んでいる間も、時間はどんどん過ぎていきます。
「時が解決してくれる」こともあるかと思いますが、それが単に問題の先延ばしになっているのではないか……そう疑うことも必要だと思います。
何が正解かは誰にもわかりませんし、それを知るためにも行動するしかありません。
どんな結果になろうと、自分で決めたことなら納得もできるはずです。
何かのせいにするのではなく、迷いながらも自分の行く道を決めていくこと。
それこそが人生だと思います。
埴輪
男性/43歳/東京都/作家
2016-05-26 16:24