こども展

増税前に前売りで買った展覧会。森アーツセンターで開催中です。この展覧会は子供の肖像ばかりを集めたもの。ピカソ、カミーユ・コロー、アンリ・ルソー、レオナール・フジタ、ベルト・モリゾ…子供のいない画家も、いる画家も子供を見る目が優しくて心が温かくなる…フジタの絵は苦手だったけれど、パリの宝物を子どもとともに描いた作品は緻密でユーモアがあって好き。子供のその後の人生を暗示するような明るいもの、暗いもの、それらに描かれた一人一人の「未来」を想像してみる。愛おしいもの、それが子供。血のつながりのあるなしに関わらず、周りの大人の気持ちが伝わってくる。子供ってそういう風に育てるもの。親も未熟なところから始まってあらゆる感情の嵐の中で、必死になって育てていく。嵐の中で手漕ぎ舟を操るんだから、他の人は羅針盤になったり、刹那の星空、青空になったりしていかなきゃならない。子供って大変、だからこそ得られるものは貴重なのだ…

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