負けたくない時のごはん。

負けたくないと思った時には、巣鴨新田と大塚に近い洋食屋さん
「味の終着駅 洋食 あかね」
に行きます。
そこそこお年を召されたご夫婦が営んでいて、古びたウィンドケースは伸び放題の植物に阻まれていたり、テレビが未だに4対3のブラウン管だったり（もちろん見れます）、店内がやや雑然として不思議な置物があったりと、スペースインベーダーのゲーム台が無いのが残念なくらいの昭和の香りたっぷりの洋食屋さん。
ここで頻繁に注文するのは銀色のお皿に盛られた、付け合わせは味の濃いナポリタンの生姜焼きです。
その生姜焼きを待つ間、おじさんとおばさんの雑談を聞きつつ、ぼーっとテレビを見たりしていると、なんだか実家に帰ってきて、一人で遅いお昼を食べているような、そんな雰囲気にさせてくれます。
食べ終わると、なんであんなことで悩んでたんだろう、なんであんなにイライラしてたんだろうな〜と思うくらいにスッキリと、そして幸せな気分にさせてくれます。

そしてこのお店はもうひとつ、メニューがとっても面白いのですが……それは是非食べに行って確認してみてください。

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