若い時は「説教くさい」監督とあまり好きではなかったです。
その割に、コナンの頃から意外と、人がたくさん死んだり、町を破壊したり、暴力的なところもあるし。
逆に動きの爽快感とか、空に浮かぶ感じは大好きでしたけどねー。

ナウシカの完成パーティーで、いずれ腐海に飲み込まれるであろう風の谷に「救いがないじゃないですか！」と宮崎監督に食ってかかった若い女性スタッフに対し、

「人類なんかね！ 滅亡したっていいんだよ！！」

と、怒鳴りかえした、キッパリ、言いきった、という話です。
地球の気持ちをも代弁しちゃうww
どこまでもピュアで、かつ、烈しい。

その話を聞いてからは、とでも好きになりました。

文部省推薦みたいな「環境にやさしい映画」みたいな世間のみかたには、違和感を感じる。

デイダラボッチが全ての木を枯らして、木霊がバタバタと死んでしまう、絶望を感じた瞬間に、新しい芽が芽吹く。
暴力性と純粋性が、宮崎さんの本領だと思うんです。

最近は、ポニョの介護施設も、風立ちぬの空の上も「あの世」かなと、
「いよいよ老境だなぁ」と思いますが。
それがちょっと寂しいですね。

0

★コーギモモさん★

狂気と、純粋さが入り交じるからこそ、アレだけの作品を作り出せるのだと思います。

後にも先にも、あのようなストーレートにメッセージせいのある、作品を作れるのは、宮崎監督しかいないのかな？とも思います。

忘れがちだけど、大切な感情を思い出す貴重な時間、嫌いじゃないです(*´艸`)

0