映画『シング・ストリート 未来へのうた』を鑑賞
舞台は1985年のアイルランドのダブリン。家庭内の問題が引き金となり転校を余儀なくされるも、新しい学校に馴染めずにいた主人公が恋をきっかけに音楽と友情の力で成長していく青春音楽映画。
この作品内で大きな役割を果たすのが「音楽」で、出演者の演奏シーンや作品内で流れるオリジナルの曲が良く、他にも主人公の兄が状況に応じて送る音楽ネタのアドバイス、宿題として渡されるレコードが主人公の成長に大きな役割を果たします。80年代のロックが好きな方はたまらないでしょうね。(ファッションにも注目)
恋、友情、未来への想いというティーンエイジャー達のキラキラ感だけでなく作品の背景に見られるアイルランドの状況が登場人物にも影響を与え、それぞれが何かを抱え生きていることが見えてきます。この辺りからただの音楽映画ではない深さが感じられます。
自分の世界に幻滅し嘆くよりも、現実を受け入れ、踏み出そう
世界を変えるために。
そんなパワーと爽快感がもらえる作品でした。
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-08-07 21:19