夢のようです。

お疲れ様です。

都会でレストランなどやってると、 いろいろなお客様がいらっしゃいます。
特にうちは大衆食堂みたいな店だから老若男女、子供ちゃんまでザワザワしてます。

中には、この仕事でなければ一生、接点などないであろう、企業の社長さんや芸能人など著名な方も。

誰もが等しく、素にもどってごはんを食べてるっていうのがいいんです。
一皿の料理の前では、人は誰でも同じ。

結婚・出産など、お祝いのお席もあるし、ちょっとした会話から人生が垣間見えることもあります。コダワリ、生き様、社会人としてタメになることも多くて本当にありがたいと思います。


古くからの常連さんで『Nさん』という映画会社の社長 兼 プロデューサーがいます。
映画も料理屋も大小あれどプロダクションビジネス。仕事の成り立ちには僕も興味があります。

このNさん、情熱的で豪快で裏表のない性格。それでいてデリケートでクレバー。こんな面白い人がこの世にいたの！というくらい魅力的な人です。

どうせ宣伝するなら自分が出ればいいのに。ラジオでなんたら『汗まみれ』でもやればいいのにwとか、いつも話してますが「俺はいいの」と裏方に徹してます。残念 (￣ー￣)

Nさんとこの新作が明日公開。

Nさんは日本全国プロモーション中。大ヒットはすると思います。見たい映画 第一位らしいので。しかし「そんなことは気にしてられない」らしい。
コンビを組んでる監督さん、作品を重ねるごとにスタッフ数も増え、かかるスクリーンも全国に広がっている。
「なんか製作委員会の名前だけ見ても、どんどん話がデカくなってませんか？」
「うーーん、そうなんだよねw」
苦笑いしつつ、彼にかかる重圧は察してあまりある。
隣で座ってる奥様もやや苦笑い。
そんな気苦労も、明日にはきっと満員御礼の喜びに満ちているでしょう。

次にお越しの際は、祝杯のワインでも差し上げたいと思います。( ￣▽￣)

お客様の夢叶う、お祝いの場面に立ち会える悦び。僕にとってもレストランは夢の場所なのです。

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