８月２５日

１５年前の昨日。
私達を残して父は独り遠くの空へと旅立ちました。

その数日前、薬の過剰摂取で病院に運ばれ
意識が戻らない状態が続き。。

「安定はしているけど、
　このまま意識は戻らないかもしれない。」

と宣告され、交替で付き添うことにして
私達が病院を離れたその日の深夜。
一瞬、意識を取り戻した後、容態が急変して。。
二度と会えなくなってしまいました。

それまでも何度も同じようなことがあって
なんとか取り留めていたのに、
その日は悪い条件がいくついくつも重なって
未然に防ぐことも、助けることも、
最期を看取ることもできませんでした。


一瞬だけ意識を取り戻した父は

「自分が間違っていた。
　だから世界中の神様に謝りたい。。
　どんな神様でもいいから
　知っている神様を全部教えて欲しい。」

と祖母に言い
祖母は思いつく限りの神様の名前を伝えて
父はその神様達に何度も何度も謝り。。

「もう二度としないから助けて欲しい。」

と何度も何度も願いながら

「眠れない。。怖くて眠れない。。」

と涙を流して。。
そんな父を祖母は抱きかかえながら子守唄を歌って。。

その子守唄に安心したように
すーっと眠るような最期だった。。とのことで、
看護師さんが駆け込んで来られるまで
全く気が付かなかったそうです。。


『全てを終わりにしてしまいたい』という感覚や想いは
『消えてしまいたくない』と願うのと同じくらい
『生きる』というとこを意識して向き合っていて。。
その矛盾？との狭間でずっと戦い続けていた父は
決して弱いだけの人間ではなかったと思います。

突然の別れは悲しいとか辛いとか
そういった感覚が何も感じられなくて、、
「なんで？」という気持ちだけがぐるぐるで。。
現実を受け入れられるまでに
たくさんの時間がかかってしまったけど。。

自分の命を通して
たくさんの大切なことを伝えて残してくれた父に
今年は近くまで行って「ありがとう♪」
って伝えられて本当に本当によかった(*^^*)♪

とってもとっても自由な人だったから〜
もしかしたらお出かけ中だったかもしれないけど。。^^;

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