社員掲示板

映画『怒り』を鑑賞

熱い夏の日に起きた凄惨な事件、壁に血で書かれた「怒」の文字。
これは被害者に対する加害者の怒り?かと思わせますが作品は刑事物でも犯人探しの映画でもありません。事件は本来のテーマに対する心理的な投げかけの役割です。
作品は東京、千葉、沖縄それぞれに舞台を移し3つの独立した物語を織り混ぜ進みます。
共通して見られるのは内に秘められたどうにも出来ない「怒り」、そして、「信じる」という事とは?
社会で生き、人間関係において常にある「信」に向き合うこの作品、それぞれの状況で揺るがないというのは難しいし、適切なバランスを保てる人もいないでしょう。
目にうつるものでもなく、揺るぎやく、そして、壊れやすい。
だけど大事なもの。
「信」と「怒」の果ての「涙」と「叫び」。
希望となるのはそれぞれに向けられる「信」。
相手に向けられるものが、自身に向けられたとき、そして向き合うことで光が射す・・・かもしれない、心は難しい。

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-10-02 20:43

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