映画『オーバーフェンス』を鑑賞
昨日書き込み損ねたので今日になりました。
「海炭市叙景」、「そこのみにて光輝く」に続く佐藤泰志原作の函館三部作の完結となる本作品。前2作品よりも良い意味で重さはなく、どこかユーモラスな雰囲気も時折感じる作品。
函館を舞台に、オダギリジョーさん演じる家庭を守れなかった過去に苦しみ心に傷を抱える主人公の男と、蒼井優さん演じる壊れかけの心を抱える女が傷つけあいながら距離を縮めていく愛の物語を軸に失業した主人公が通う職業訓練校行事のソフトボール大会当日までの日々が並行して描かれ、様々な事情を抱えた他の訓練生達も一人一人しっかり描かれています。
作品からはどこか現代に生きる市井の人々に対する思いが込められている気がします。
空高く舞い上がった白球はフェンスを越えていく。
その先にあるはずの愛や希望を求め。
ムーンライズキングダム
男性/47歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-10-17 22:29