本日の案件(長文ですみません)
大きな会社で 目立たないより、小さな会社で活躍するという 考え方…
当然、アリです。
技術屋としての見方だと思いますが、大企業にもメリットはあります。半導体、新薬開発、巨大プラント建設など、膨大な資金が必要なプロジェクトに携わりたいなら、大企業の方がはるかに有利です。でも、小さな会社にもメリットはたくさんあります。第一、小さな会社で活躍して、その会社を大きくする、という選択肢もあると思います。かじったリンゴのマークで有名な某社も、かつては弱小企業でした・・。
私自身は、日本で最大級の大企業(従業員数〇万人、グループ全体では数十万人)に勤めていましたが、その間、米国の中堅企業(従業員:約千人)の再建のために現地に派遣されたことがあり、その結果、大企業と、中堅企業の両方を経験することが出来ました。大企業では、どうしても担当分野が細分化され、狭い範囲しか見ることが出来なくなります。また、部署間の調整、官僚的なペーパーワーク、複雑な人間関係(派閥ともいう)も煩わしく、私にとっては充実していたとは言えない職場でした。もちろん、これは個々人の価値観にもよると思いますが。
これに対し、中小規模の会社では、全体を見渡すことができ、ほぼ、全ての従業員の顔も見えますので、非常にやりがいがありました。ただ、小さな会社だと、広い範囲の業務をひとりでこなさなくてはならないので、オールラウンダーとして、かなり高い能力を要求されます。また、一人の失敗が全体に与える影響も大きくなりますので、その意味での責任も大きくなります。でも私の場合、米国という文化的背景もあったと思いますが、とにかく、全力全開で自由にプロジェクトに取り組むことが出来たのがよかったと思います。その意味でも、小さな会社で活躍するという選択肢はおおいに「アリ」、だと思います。
余談
なお、私のラジオネーム「カウボーイと呼ばれた男」は、アメリカの職場で「カウボーイ」と言われていたのが由来です。現地では、かなり強引に仕事を進めていましたから。後にアメリカの友人から「アメリカでカウボーイと呼ばれるとは、相当のモノだねぇ」と笑われましたが・・・。
カウボーイと呼ばれた男
男性/65歳/東京都/自営・自由業
2016-10-20 16:53