待ってろマツ!
『今どこにいる?またマツの野郎がやりやがった。』
「だからあれほど検品して積めって言ったのに…。ちょうど良い。俺は今市川だ。」
『いつも悪いな。船橋で積んで13時に犢橋だ。』
「おいおい!きわどいな…。昼でも積めるのか?」
『頼み込んでおいた。』
「わかった。ただ、今積んであるやつはどうする?14時横浜は遅れて平気か?」
『そっちもきわどいな…。』
「マツは?」
『千葉港だ。』
「幕張で待たせとけ。」
『悪いな…。』
「いつもの事だ。」
12時20分船橋。
みっくは積み終わった。
マツが積み忘れた貨物を12時30分までに幕張で積み換えて横浜へ向かわなければならない。
急いでトラックに乗り込む。
クラッチを踏み、ギアを2速に入れて、サイドブレーキを下ろす。
「待ってろよ! マツ。」
と、おもいきや、
エンジンをかけてなかった。
みっく。
男性/45歳/千葉県/アホだけど良いオトコをめざしちゃうハッピーなドライバー略してアホ
2016-11-04 15:17