社員掲示板

映画『ぼくのおじさん』を鑑賞

「コメディ」というよりは「喜劇」という言葉がしっくりきます。少年の目線から見た「おじさん」という視点で作られたからか、なんだかホッとするような感じの作品でした。
今日はなにも考えず作品に身を任せて楽しみました。

小学校の課題で「自分の周りにいる大人」についての作文を課された少年。父親、母親を題材にしても筆が進まないが、おじさんを題材にするとスラスラと筆が進む・・・。
こうして作品は少年の目から見た「おじさん」を描くスタイルで進みます。

主人公の「おじさん」は兄夫婦一家に居候していて、仕事は大学の非常勤講師(哲学)。授業は週に一コマだけでいつも万年床でゴロゴロしながら大好きなマンガを読む毎日。
ある日、親族にセッティングされたお見合い?で紹介されたハワイの日系女性に一目惚れするも彼女は実家の農園を継ぐためハワイに帰ってしまう・・・。

作品はおじさんの人物像を写す前半と恋に奮闘するハワイ編の感じで作られて、変人のおじさんを松田龍平さんが飄々と演じます。
(しかし最近はこの手の役が多い、「NANA」でレンを演じたことを覚えている人いるかな? )
展開は若干の強引さもあるがこれも喜劇の強み、ハワイでの戦争と日系人のエピソードに平和への思いを含ませ恋の結末も人情喜劇としてまっとうして、広い世代で楽しめる作品だと思います。

Es ist gut. (これで、よし)
      イマヌエル・カント

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2016-11-13 22:41

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