やはりあがいてもダメなものはダメなのかもしれない。
仕事で東京にきていた父と夕飯をたべて。私は、風邪ひいてて、でも前から約束してたから、5限終ってダッシュでいって、待ち合わせの時間に着いたら、店の中にいるよってメールきて、まずちょっとイラついた。いつものことなんだけど。で、ワインのもう言われて、薬飲んでるから飲めないって言ったのに、でも、一杯だけなと言われて、もうめんどくさいから父がやりたいようにやればいいと思って任せた。ワインが来て、すきっ腹で体調悪いから、どんどん気分悪くて。私は、話すことないし、父は、気まずそうに腕を組んで、指をかたかたさせて、無理に笑顔作って必死に娘と話そうと話題を振ってくるんだけど。いつもなら、いや他人なら、あー腕組んでるから、不安なんだなとか、人間は、なにかしてると落ち着く習性があるから、今腕組んだり、人によっては、赤ちゃんの頃の名残りで、口元に手がいったり、貧乏ゆすりするから、退屈なのかなとか、話しかけないと!って思って話すんだけど、聞かれたことしか答えられない。父は、へらへら笑ってて余計腹が立つ。母親に似てきたな。の一言で、もう帰りたいと思った。でも、料理は来ない。40分ぐらいたってきたのは、完全に冷凍のピザと、油ギトギトのローストビーフ。むかついたから、ウェーター呼ぼうとしたら、父は、こんなもんだろ。と。本当は思ってないくせに。そして思い出した。いつも、外で食事をすると母が怒って、父がなだめて。いつも私は父がかわいそうだと思っていた。父は店の人に気を使っているんだ。それに大学から近くのとこで、私の負担も考えたのだろう。今ここで、私が食べなかったら、父は悲しいんだろうなって。頑張って食べたけど、さすがに無理。俺が食べるからと頑張って食べようとしてる父に、もう食べないで!と大きい声で言ってしまった。そしたら、いつも母にいうように、ごめんな、こんなとこつれてきてと涙目。母はそれでいいかもだけど、私は、それ言われたら、どうすればいいの?って言えないけど。いつもこうだから。いいよっていわなきゃ、父は自分を責めるんだろうなって、ずっと我慢しなきゃいけないから。やっぱり、私は、家族が嫌い。ずっと一人でいいや。
よしあゆ
女性/28歳/東京都/看護師
2016-11-22 21:34