映画『ニーゼと光のアトリエ』を観賞
今日の作品は女性精神科医 ニーゼ・ダ・シルヴェイラさんの物語
舞台となるのは1944年、ブラジル、リオデジャネイロ郊外の精神科病院。
当時はロボトミー手術や電気ショックなど患者の人格を無視したものが主流、その時代に彼女は芸術や動物によるセラピーを用いて目を見張る成果を見せますが時代的な女性蔑視の風潮、他の医師の妨害、病院の圧力との戦いが終わることはありません。
作品はさらに継続の困難さも見せ、展開は最後まで気が抜けません。
振りだしに戻ってしまうのか、未来に繋がるのか、現代にもつながる課題を描いた作品です。
この作品がこれほど心に染みるのは治療に際し彼女が患者たちに寄り添い、彼らの心の奥底にあるものに耳をすませ、必要なセラピーにたどり着く過程を写したことだと思いますし、彼女も癒しや支えがあり闘えたのだと思える人間味的な辺りも描いたからだと思います。
同じ題材を扱った作品としては
すでにDVD化されているイタリアの作品
「人生、ここにあり」もオススメです。
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2017-01-02 22:37