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映画『こころに剣士を』を観賞

舞台となるのは1950年初頭のエストニアの町※ハープサル。
フェンシングの選手だった主人公は※大戦時の事でソ連の秘密警察から追われ、身を隠すためエストニアの小さな町にやって来ました。
小学校教師の職を得て、子供たちにフェンシングを教えることになりますが、この事がやがて彼の運命に影を落としていきます・・・。

上映時間99分とやや短めなのですが主人公と子供達の交流、心の成長、ロマンス、スポーツの興奮
歴史的背景・・・など様々な要素を盛り込みながらきれいにまとめています。フェンシングという競技を作品に活かしている感じですが物語は実話をベースに作られているのです。

閉塞感がただよい誰もが下を向いて生きるしかなかったあの時代、未来を生きる子供達に与えたものは計り知れません。
今を生きる全ての人に勇気と希望を与えてくれる素晴らしい作品でした。

※ハープサルは今では観光都市で街並みが美しいです、クラシックに詳しい方はチャイコフスキーの曲で知っているのかな?

※独ソ・エストニア戦線(1944年頃)
ソ連とナチスドイツの占領が繰り返されたため同胞同士が自分達の国で両軍に別れ殺し合う事態になります
(1940年にソ連、1941~44年に独が占領)

ムーンライズキングダム

男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2017-01-03 22:24

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