職場の指導案件〜これ教えるの難しいんです〜
私は、施設職員です。
養護施設…仕事は多岐に渡ります。
楽しいことも辛くなることもあります。
私は、最近、教える立場になりました。
当たり前かもしれませんが、人に何かを教えるには自分がしっかりと、その仕事の内容を把握して教えるだけの知識や技量が必要。
でも、自分が教える立場になって気付いたことがあります。
それは「教えるではなく、伝えることの大切さと難しさ」
いつも、子どもたちと接して、子ども達から学ぶことが多く、教えてくれるのはそこに居る子どもたち。それを伝え、職員みんなで共有し、子どもの成長を育むのが、私の仕事だということ。
常に子どもたちの様子などは伝えあい、記録にも残していますが、子どもたちの様子を観察(行動や言動、顔色、表情)して、どのような状況の時にどういう表情でどういう言動をしたか?を事細かに、時には慎重に言葉を選び伝える必要があります。伝えることは簡単なことかもしれませんが、施設という特性上、大人から発せられる言葉に敏感に反応してしまう子も居るからです。大人の行動や言葉に敏感に反応してしまい泣き出す子もいる。だからこそ、その伝える作業の難しさ、大切さを痛感しています。『「伝える作業の大切さ」を教えることが難しい』と感じながら、仕事を教えているのが今の私です。
子どもの発する言葉の意味、行動の理由を見極めながら、子どもと接する。文字にすると簡単ですが難しい。子どものひとつひとつの行動を見極めながら接し、時には真正面から、時には陰ながら成長をサポートする…その重要性や意味は言葉では表現できない難しさがあります。
教える立場になった今、自分もよりしっかりと、子どもたちと接して、しっかりと伝えていかなければいけないと…改めて身が引き締まります。
上司が『お前を見てると身が引き締まる』と言ってきた意味がようやく分かりました。
この仕事…難しさの方が多く、悩むこともありますが、私はこの仕事が大好きだと改めて思います。
★クラウド★
女性/34歳/愛知県/会社員
2017-01-18 11:03