社員掲示板

勘違い。

救急外来で患者さんの話しを聞いていると、たまに違和感を感じることがあります。
外来に来た患者さんが「カロナールを飲んだので、熱はないので大丈夫です。」と言いました。この言葉を聞いて私は、「あれ?この患者さんは勘違いしてるかな。」と思います。カロナールやロキソニンといった薬はあくまでも解熱剤(鎮痛剤として使われることもあります。)です。ただ単に熱を下げるだけの薬です。抗生剤と違って、根本的な治療薬ではありません。なので、解熱剤の効果が切れると、熱は再び上がります。
私の母は保母さんなのですが、例にあげた患者さんと同様の勘違いで、解熱剤で解熱したため、登園させて、案の定解熱剤の効果が切れて熱が上がり、早退させるケースがあるようです。
しかし、解熱剤を使用する事は悪い事ではありません。熱が下がり、倦怠感や関節痛等がとれることで、食事がとれるようになったり、入眠しやすくなるため、上手に使えば風邪が治る手助けをすることができます。
正しい薬の効果を知って、正しく使用してもらえれば良いなと思います。

snowdrop

女性/36歳/神奈川県/看護師
2017-01-21 11:03

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今は。薬を飲んだから大丈夫。という方が多いですよね。
でも、薬は飲んだから大丈夫というわけではなく、正しい容量を守ってちゃんと飲まなければ意味がないんですよね。
ま、飲まないよりはいいとは思いますが…。

となりのトミー

男性/48歳/神奈川県/SRCラーメン部部長
2017-01-21 11:37

患者も医療関係者も薬に関して熟知していないのが現状に思います。抗生物質を処方することで悪い菌を叩くことができますが同時に身体を守る常在菌も叩いてしまいます。内科で処方した薬で皮膚科や泌尿器科のお世話にならなければならない事も起こり得ます。そのへんが薬剤師さんの腕の見せ所なのでしょうが、こちらも忙しくて十分な聞き取りができているとも思えません。
薬を飲めば何かの反応はあります。でもそれで大丈夫かどうかは患者が判断できるものではありません。患者側としては自分の情報を全て開示して医師の診断に委ねなくてはなりません。

私は毎年扁桃腺を腫らして高熱を出すことがありました。それがある時期から喉が腫れても熱が出なくなり、総合外来を受診しても耳鼻科へ回されて治療を受ける事を繰り返していました。

ある時に「お薬手帳をよく見てくれよ」と外来担当医に言って、この薬が熱に影響しているのではないのか?と告げました。自分が通う病院ですので、カルテから全ての診断治療情報と投薬情報が確認できたのに診療外来担当医が毎度見ていませんでした。それからは熱以外の症状と検査結果での治療を受けられるようになりました。

薬を飲めば大丈夫。

過信は大敵です。病院では全てをちゃんと開示して正しい診断ができるようにしましょう。めんどくさいですけどお薬手帳はちゃんと持参しましょう。特に新しい病院へ行った時に説明が省けて便利です。

FUJI2

男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2017-01-21 15:25