映画『沈黙-サイレンス-』を鑑賞
舞台となるのは江戸時代、島原の乱が鎮圧されて間もない1640年代の長崎。
日本で布教活動していたが厳しい拷問の末に棄教し、その後消息不明となった宣教師を探しだすため、弟子であった二人の神父は危険を犯して日本に潜入する・・。
遠藤周作×マーティン・スコセッシという組合せに注目も集まったと思います。
作品は時代が時代なだけに予想を裏切るような劇的な事もなく、結末まで大まかに予想通りですが心情の揺さぶり方が良いです。
信じたことを根本から追い詰めていく静かな緊迫感が不気味さや、恐怖、人間の弱さを織りまぜ描かれています。
先の見えない絶望の果てに何を見出だすのか。作品は神の「沈黙」を写すのではなく、沈黙というオブラートに包まれた何かに作者の思いを見ます。
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2017-01-22 21:41