ニュースを見て、ふと、昔を思い出しました。
ブラジルで主人を亡くした馬が故人の棺に顔をすりよせ嘶くニュースがありました。
動物は言葉こそ交わせないけど通じあうのです。
なんとなく20年ほど前に乗馬グラブで仕事をしていたときのことを思い出しました。
私が働いていた所ではたまに馬のストレス解消のため馬場に馬を放します、ある程度走り回ったあとゴロリと寝るのですがお客さんが近づくと(だいたい10~20M前後)起き上がるのですが私が馬房(お馬さんの部屋のこと)に戻すため近づいてもピクリともしません、ひどいのになると真横にいる私を薄目を開けチラリと見てまた寝ようとします。
私が体をゆすって起こそうとするので仕方なさそうに起きて体をブルブルさせ体についていた砂を私に浴びせてから顔をこちらに向けてきて※無口を付けて連れ帰りました。
※馬を誘導したり繋ぐために使う馬具
他の馬は馬房掃除の時、かまってほしいらしく後ろから近づいて私の頭の上や肩に自分の顔を乗せてくるのもいました。
でも、彼らは私が騎乗して動かしているときはピリッとしてます。切り替えがしっかりしてました。
人間同士でもなかなかこうはいきません。
手をかければ、彼らはそれに答えてくれました。
高校を卒業後、社会に出て社会の組織に嫌な思いをした私は乗馬グラブの同僚と彼らに救われました。
あれから20年・・・・経ったんだなぁ。
ムーンライズキングダム
男性/46歳/千葉県/Come live with me ~共に生きよう~
2017-01-25 23:20