社員掲示板

「虐殺器官」

テーマが重いため「面白かった」と言うのが適切ではない気もするが。面白かった。あれは「SF」の皮を被った「現実」なのだと思う。近未来的に装飾をされてはいるが、とても原始的で生々しい骨組みで構築されている話だと思う。

生存し続けるためには助け合わなくてはいけなくて。時には奪い合わなくてはいけなくて。慈愛も虐殺も本能として備わった器官であり、誰もがそれらを内包し、環境に適合しながら生きている。どちらに転ぶかは環境次第と言うことだ。言葉は環境を創造することも操作することも出来てしまうし、言葉は人の本能に作用することが出来てしまう。人は言葉に操作されてしまうものなのだ。と言う話です。

エグいけど!グロいけど!本質はそこじゃないから!興味ある方は観て欲しいし、欲を言えば読んで欲しい!と、ひっそりとオススメしてみました。

ウミネコ

女性/37歳/東京都/建築設計
2017-02-06 12:44

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