仕事のスキル案件
相手をこちらの意のままに動かすスキルが上がったような気がします。
賃貸のお部屋の管理の仕事をしていると、
1~2割くらい、手間のかかる入居者が存在し、
家賃の滞納やクレームといった主にネガティブな話題で
入居者と話さなければいけないシーンがあります。
この仕事を始めたての頃は、
そういった厄介な入居者の話を聞くのに精いっぱい。
認めてもいないことに「はい、分かりました」と答えてしまって上司から怒られたり、
早く電話を切りたくて「確認して折り返します」とクレーマーからの攻撃をかわしたつもりが
「何を確認するんだよ?!」と逆に火に油を注いでしまったり、
PTSDが残るかと思うくらい打ちのめされていました。
それが最近は、会話のペースをわざとゆっくりにして相手のペースをゆるめさせたり、
「わかります、私もそうしちゃうことありますよ」と寄り添ったフリをして
家賃が遅れてる人にきっちり入金させたり、トラブル続きの人を退去へ導いたり、
相手を思いのままにコントロールできるようになってきました。
おかげで滞納者やトラブルメーカーは半分くらいまで減ってきましたが、
あまりに思い通りに動かせてしまい、さらに相手から感謝までされてしまうと
モヤっとした罪悪感が心に残ります。
おこげ三丁目
女性/44歳/東京都/会社役員
2017-02-15 17:40