3.11によせて
あの日、北茨城で仕事をしていました。
職務から離れられず、家族がもし無事でなかったら後を追おう、そればかり考えてました。
電気も水もないまま日々が過ぎ、いろんな情報が錯綜していました。
津波が東北を飲み込んで日本海に到達したなんてことがまことしやかにチェーンメールで流れてきました。
津波で行方不明になった方もいらっしゃいました。
職場の同僚の実家もめちゃくちゃで、港はぼこぼこで船が打ち上げられていました。
腐った臭いがあたりに立ち込めていて、吐き気がするくらいでした。
その後、福島と東海原発の影響を考えて、幼い子供達を九州に避難させ、家族はばらばらになりました。
あれから6年。
単身赴任で東京で暮らし、うなされて起きたり、温度差の違いも含め訳もなくイライラする日がありました。
あの時、やみくもに生きながら、やはり皆が大切な人のことを考えていたと思います。
それまでも辛いことがあったはずなのに、やっぱり振り返ると人生や価値観を覆されるような出来事だったと思います。
それは「生きる」ってことだったり、「何が何でも希望に向かってく」ってことだったり、「目の前のことを一生懸命に」ということだったり。。
失ったものを取り戻すために。
手にしたものを亡くさないように。
大切なその時を丁寧に生きようと思います。
風化とは「徳を持って教訓と成す」、そう思って大切に生きようと思います。
エリーマイラヴ
男性/45歳/東京都/総帥(so sweet)
2017-03-11 22:57