春
春になりした。お花見とか新生活とか、楽しみなことワクワクすることがたくさんある時期です。
でも救急の現場は安易には喜べない理由があります。
それはある症例が増えるから。
それは自殺未遂。
慣れない環境や不安で精神状態が不安定になる人が増えるせいかもしれません。
よく搬送されてきた人に言われて困ることがあります。「なんで助けるのよ!死にたいのに!」という言葉です。そんな事言われてもなー、命を救うのが仕事だしなーというのが本心です。でも大抵の人は「病院に運ばれたからしょうがないでしょ。」というと諦めて治療を受けてくれます。
人間の生命力をなめてはいけません。そう簡単には人は死ねません。自殺するより楽な逃げ道はたくさんあります。わざわざ痛くて苦しい思いをして自分を殺す必要なんてありません。
どうか命を大切にしてください。生きていれば幸せになる方法なんていくらでもあります。
今年で看護師9年目になります。こんな切なくて悲しい症例が少なくなることを祈ります。
でもなー、これから五月病のシーズンが待ってるんだよなー。
snowdrop
女性/37歳/神奈川県/看護師
2017-04-07 10:46