エリーのハードボイルド日記 其の肆拾壱
自慢じゃないが、俺は運がいい。
お茶に茶柱が立つこともあるし、車に鳥の排泄物がついていることもしばしばある。
俺が歩けば道が拓け、俺からほとばしる幸せの粉で道には花開く。
俺が本当の意味で見捨てたものは、枯れ、腐り、朽ちてゆく。
明暗を分けていることは、罪なのかも知れないが、俺にはどうしようもない。
何度でも言う。
俺は、ついている。
だが、こんな俺にも、ツイてない日はある。
今日は忙しい割に営業も進まないし、変な案件ばかりに振り回されてしまった。
止めたかったパーキングは満杯(俺は略して満Pと呼んでいる。渋いだろ?)だし、おやつにと買った唐揚げ棒は干からびていた(さっさと廃棄して欲しい)。
しかし、俺は決して下を向かないし、舌を巻かない。
なぜかと言うと、「ついていない時は、次に来るツキを貯めている」ことを俺は知っているからだ。
こりゃあ、相当ツキが貯まってるぜ。
おっと。
そろそろ帰る時間だ。
じゃあな。
今日みたく風を感じたい夜はバイクで帰るのさ。
。。。(ブーン)。。。
…ん。今夜はやけに赤信号に引っ掛かるな…。
ま、いっか。これもツキを貯めていることに繋がるだろうて。
…ん。おっと。ポツリときたのは雨か。
…まぁいい。気を付けて帰るさ。
…ん。だんだんひどくなってきたな。
…こんな時に限って、カッパ着てないとはな…。
…桜がキレイだな…おっと。ポツリときたのは毛虫か。
…シールドつけてて良かったぜ。
…おっと。路面が濡れてるから滑り易いな。飛ばすに飛ばせないぜ。
…つーか、雨、ひどいな。
…随分濡れてきやがった!
こりゃあ、相当ツキを貯めているな。
…うひょー。ついてるぜ。
もっと降れ~♪
エリーマイラヴ
男性/46歳/東京都/総帥(so sweet)
2017-04-12 22:58