タパコと酒
生まれて此の方、吸ったタパコは片手を超えない。
亡き父の鼻から放たれたウザい煙、長じて出入りするように成った酒場で消えること無く漂っていた紫煙、道端に散らかされた吸殻、水溜まりに棄てられた吸殻から染みでたニコチンだかタールだかの茶色い液体、全て大嫌いな姿。
でも、場を弁えたスモーカーの煙草を吸う権利は諸手を挙げて賛成する。
吸う事が悪いのではなく、迷惑なスモーカー「だけ」が悪いのだ。
つまり嗜好品は、他者が嫌悪感を持つような用法手段さえ間違われなければ正しい権利を得ている。健康面はスモーカー自身が覚悟しているだろうから敢えて言及しない。
僕は酒飲みだが、悪酔いするまで呑まない。
道路で寝込んだり、暴れて物を壊したり、人に絡む様な飲み方はしない。
酒は美味しくて呑むのだから。
boppers
男性/60歳/埼玉県/会社員
2017-04-14 22:00