今日の鼻唄
【 マメシバ / 坂本真綾】
犬はみな自然=じねんのものであります。
太古の森から、人間と共に暮らす道を選び、選ばされ、(狼やコヨーテの)幼体のまま成長も止めて、フッっと笑ったような顔は、まさに『諦観』の相。
川原で二人で腰かけて、おまんじゅう半分コしてる時も、夜中に起き出して窓際に座っている時も、散歩の途中で立ち止まって林をじっと眺めている時も。
じーっと、何を見ているんだろう。って。
たぶん人間ごときには、わからないものを見ている。一緒にいても置いてきぼりにされたようで、寂しくなる。思わず「モモ!」と呼んでみると、いつもの笑顔で振り返り、ホッとする。
敬愛に値する一瞬。
いっそ犬になりたいくらいダ(笑)
二人で山に分け入って滝を見に行った時も、コーギーのくせに、僕より遥かに山に馴染んでいた。そそくさと山道を進むモモちの後姿を見ていたら、まるで「お前は来るな」と山に言われているように。
何を見て、何を思うのか、自我はどこにあるのか。
『犬の気持ちはわからない』
それがいい、と思うので。
それでも家族だったので。
今でも大好きなんだな(*´ω`*)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2017-05-06 07:04