緊張案件

皆様お疲れ様です。最近ではないのですが、以前映画館で働いていた時のことです。その当時はフィルムでの上映でしたが、上映時間になるとデジタルのプロジェクターから宣伝が流れ、それが終わるとフィルムの映写機がスタートするという仕組みでした。ある時、いつものように上映時間になり映写室から宣伝を眺めつつ、映写機の最終点検をしていると、なんとまさかのその次の回の作品が映写機にセットされていたのです。宣伝の時間はせいぜい長くても5分程度。その間にフィルムを外しまた掛け直さなくてはならず、急いで同僚を予備に走り、心臓バクバク、手はプルプル、過呼吸になりながらも何とか映写機のスタートまでには間に合い、事無きを得ました。日々そんな寿命の縮りそうな緊張感を持った仕事でした。

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