自責の念
相棒が脳出血でした。
料理が急にメチャクチャになりました。
いつもキレイに分けて積み上げてあるので私が触るのも遠慮しちゃうほどの文庫本の山々がなだれ落ちているのに直そうともしません。
広げた新聞をグシャグシャのまま放り出してありました。
いつもと違う様子に緊急事態を感じつつ、病院へ行こうと言っても「いい!行かない!」の一点張り。Tシャツを引っ張っても動かない。腕を持ち上げようとしても動こうとしない。
もしや、せん妄など、一時的な精神疾患かとも思ってしまいました。
夜間でもやっている病院もあるから、と促してもガンとして受けれず。
そんな状況で、二日という時間を費やしてしまいました。
昨日、仕事を休んで、タレントの貴理子さん(脳梗塞)の話をし、もう少し遅れていたら、半身不随や死に至っていたかも知れないことを言い含めて、何の返事も返ってこないのを見計らい、連れて行きました。
出血の場所が少しズレていたら、こんなふうに歩いたり話したりしてなかったでしょうとのことでした。
紹介先の病院へ即入院し、血圧を下げて、出血が広がらないような治療を受けています。
歩けますし、両手も動き、話も普通にしています。
不幸中の幸いでしたが、やはりどうしてもっと早く引きずってでも連れて行かなかったのか?と、悔いるばかりです。
最初に診察を受けた医師の言葉がアタマから離れません。「二日間かけて、じわじわと出血が広がって行ったんでしょう」
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2017-06-22 09:04