方言案件(大分バージョン)
お疲れ様です。
今日の案件ですが、けっこう強く覚えているのは、
娘が幼稚園に通っていた頃の出来事です。
当時、私は自宅仕事をしておりました。
嫁さんが買い物に出ており娘と二人でお留守番。
急ぎ仕事でちょっとイライラしていて
後ろでおもちゃを散らかして騒いでいる娘に、
「あー、もう、ちゃんと直しとけよ!」と
ちょっと強めに言ってしまいました。
しばらくして部屋が静かになり、
そのうち小さく泣きじゃくる声が聞こえてきました。
え?と思い後ろを振り返ると、娘が俯いて肩を震わせています。
「どうしたの」
「おとうさん、ごめんなさい。これ、なおんないの」
手元を見てみると人形の腕が抜けていて、
それを一所懸命に元に戻そうとしていました。
「あぁ、ごめん。そうだった」
私は大分県別府市の生まれで、大分では方言で
片づけることを直すと言います。
たとえば「押し入れに直す」的に使います。
娘は東京で育っており、
ともだちとのお話も、もちろん共通語。
彼女にごめんなさいをして、人形の腕を治してあげて
一緒におもちゃを片づけました。
そんな娘も、今年から大学生。
あのときのこと、覚えてるかな~
STAYGOLD
男性/58歳/東京都/ゲームの企画屋さん
2017-06-28 17:47