Dear friend
僕は17歳で飲食の仕事に入りました。
先輩は厳しく、パワハラ、モラハラ、普通 (笑)
「やめちまえ!」
「お前の代わりなんかいくらでもいる」
毎日言われてました。
同期の新人が僕の他に二人いたけど、僕は要領悪くていつもビリケツの仕事しかやらせてもらえず。それも辛いことのひとつ。
たぶん『当たりやすいヤツ』でもありましたな。
毎日、仕事が終わると、ボロ雑巾みたいな気持ちになりました。リアルにトイレで泣いて、体重も半年で最大17kgぐらい落ちました。
それでも 辞めなかったのは、根性があったからじゃなくて、再就職するような智恵がなかったから(笑)
尊敬していたシェフだけは優しかったです。「モモだって、頑張ればシェフになれる。だから頑張れ。信じられないだろ?(笑) でも、いつか、本当だったのか!って思える時がくるぞ!」とね。
ウソだ!と思いました(笑) お先真っ暗だし、自分が “ 料理長 ” だなんて別世界のことだ、と当時は思いました。自分はいったいどうなるんだろう、と。
まったく、ヘタレもいいところで(笑)
それから同期が二人とも去り、僕一人になって、さすがにビリっケツの仕事以外もやれるようになったけど、後輩が入るまでの6年間、ずっと一番下っぱでした。
これが永遠に続くのか、と思った頃。
後輩が入って、僕も少し変わりました。少しは仕事ができるようになっていたことに気がつき、それからは勉強の仕方も少し考えるようになって、3年後にセカンドシェフ、さらに2年後にはシェフになりました。
あれからもう20年。一人前の経営者のような口を利いてさ(笑) 自分が一番、ビックリ。
今、アナタを取り巻く環境はたいへんかもしれない。
今の居場所で “一所” 懸命かじりついて頑張るもよし。
新天地に“一生”を懸命してみるもよし。
それは僕の人生じゃないから、なんとも言えないけど。
世間の風は厳しい、ばかりでなく、
実は、時々、甘い(笑)
ヘタレだった僕が出世できたように。
ひとつだけ言えるのは。
人生は今のまま続かない。必ず変わる。
それは信じても良いのではないでしょうか
(*´∀`)
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2017-07-07 00:21