本日の案件
3年前の9月3日の朝方、前の職場での恐怖体験です。
その前日に問題が発生し、その対応に追われて翌日に会議で使う資料やデータの準備も出来なかったので、その日は徹夜を決意して作業に取りかかりました。
休憩を取りつつ、3時少し前にようやく完成しました。達成感に浸って少し休憩をしようと思っていた時でした。
突然、総務部の電話が鳴り出しました。30秒程で切れたので、こんな時間にイタズラ電話かよ…と思っていると、次は自分の部署の電話が鳴り出しました。まさかな…と思いつつも、また30秒程で切れたので、またイタズラ電話かよ…と思った瞬間、今度は隣の部署の電話が鳴り出しました。また30秒で切れて次へ、フロアの全6部署の電話が鳴り、まるで電話で何かを探しているかの様でした。
元は家具屋だったという平屋のフロアには私1人ぼっち。もう霊的なものを疑うしか無い状況、この職場は事故物件なのか?恐怖でパニックでした。すると、今度は奥の方から誰かが近付いてくる足音が聞こえてきました。
本能的にヤバい…と感じ、その時に備えて心の準備をした瞬間、「誰かいますか?」の声。振り向くと警備会社の方。ロックの設定がされていなかった為、駆けつけたとのことでした。
安心したのもつかの間で、「遅くまでいるんなら、ちゃんと連絡してね」と注意を受け、翌日には総務と上司からも説教を受けたオチのある恐怖体験でした。
ユッケ
男性/38歳/石川県/兼業農家
2017-07-20 12:07