案件5
今から30数年前のことです。
突然の出張で訪れた松本市、もともと宿泊施設が少ないところで、その日も宿の確保ができませんでしたので、しかたがなくサウナへ泊まることになりました。
遅い食事を済ませてサウナで汗を流し、広いスペースに並ぶリクライニングチェアーのような仮眠場所を確保して寝ました。
しっかり寝ていたところ、左手に圧迫感を感じて目が覚めました。薄っすらと目を開けてみると、50歳位の小柄なオッサンが私の手を両手で包んで腕に頬摺りをしていました。
寝ぼけていた頭が一気に覚醒、全身鳥肌がぞわーっと立つと同時に腕を引抜き、回りの人を起こさないていどに「何するんだオッサン!変態かお前!!」と威嚇。するとオッサンはコソコソと浴室の方へ出ていきました。
時計を見ると午前4時でした。怖くなって全身鳥肌のまま、初秋の肌寒い外へ出ました。
それ以来、サウナでの宿泊は怖くてできなくなりました。
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2017-07-20 12:25