あんけん

たまには、まともに…。

私の先輩の話しです。

夜中の田舎道を重トレ(重機を運ぶトレーラー)で走っていたとき
『コツン』
と、軽いショックがあったそうです。
あたりは真っ暗左右のミラーから後ろを見ても何も無い。
街灯もない田舎道ですから、ヘッドライトの明かりだけが頼り。
「石にでも、乗ったかな？」
と、そのまま走り続けたそうです。

しばらくすると、ベッド窓(運転席の後の窓)
を
『ドンドン‼』と、叩く音…‼
「ーんなばかな‼」誰も居るはずありません…‼
恐る恐る後ろを振り向くと…
顔面血だらけの男の顔…。
「……‼」慌て止まりました。

車から降りて後ろに回ると軽自動車が、トレーラーに挟まって引きずられていたそうです。
軽自動車の運転手は割れたフロントガラスを乗り越えトレーラーを伝い、運転席まで来たそうです。
ガタガタ震えながら『車止めなきゃいけないと思って…。』

「こっちの心臓が止まるかとおもったよ…‼」

その後、レッカーを呼んで軽自動車の運転手は去って行きました。

それから、その先輩はトレーラー乗るとき必ずベッド窓のカーテン閉めるようにしたそうです…。(笑)

今は、違う会社に移った先輩、元気かな…？

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