あの時は並びました案件

80年代から90年代にかけては、
並ぶこと自体がイベント的な感じがあって
喜々として並んでおりました。

たぶん。
同じ目的で並ぶことで熱や共有感を
分かち合っていた気がします。

・映画の封切り日に並ぶ。
全席自由のあのころ。
封切り日の前夜から並んで初回上映を見てました。
少しでもイイ席を目指して。
今やシネコンばかりで全席指定。風情が無いナァ。

・人気ゲームソフトの販売日に並ぶ。
電気量販店に並んで即効購入。
いち早く手に入れクリアする奴がヒーローでした。

・後楽園ホールに並ぶ。
当時、プロレスにハマッており、
お茶の水のデザイン学校に通っていたこともあって、
授業が終わったら悪友たちと水道橋の後楽園ホールにまっしぐら。
一番安い立見席を購入して並びます。
ホールの階段には、様々な落書きが残されていて
思わず笑ってしまうパンチの利いた奴もありました。
2階のバルコニー席は、そんな奴らの指定席でした。

・そして各種イベントのトイレ
みんな休憩時間にドッとトイレに移動するので、
トイレの前は長蛇の列。
男性はまだしも、いつも女性の列が長くて
大変だなぁと感じてました。

それから月日は流れ…
今や並ぶのはせいぜい電車の列と飲食店の順番待ち。
ああ、ダメだ、これじゃイカン。
もっと並ぶこと自体を楽しもうと思います！

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