そろそろアノ話を…①
数ヶ月前でしたか。
ゴールデンレトリバーが幼児を噛んだ事件。
大変、不幸な出来事ですが僕個人は『人災』だったのではないか と思っています。
母親の実家である祖父母宅に預けられた幼児。
その家には計4頭の犬がいたという。
祖父母というからには若くても50代の夫婦ですよね。日々の躾、散歩やブラッシングなど、ひととおりのメンテを十分に行うには2頭が限界だと思います。1頭あたり最低でも一日3時間は必要です。
4頭の犬は子犬時代の噛み癖の矯正もふくめて、十分に躾られていたのか?
一般的に犬は、見ず知らずの人、普段一緒に暮らしていない人を警戒します。
特に子供は嫌いだと思って間違いない。
犬と同じぐらい体格、子供が立ち上がった時に目線が同じ高さになることも多く「ガンをつけられた」状態になりやすい。みだりに触ったり、不機嫌になったり、急に大声を出したり、泣き出したり。犬を不安にさせる、もっと言えば『敵意』と受け取られかねない突発的な行動が子供には多い。
今回の場合。犬達が普段、接してる人間は祖父母だけ、子供がいない家庭。乳児を人間だと認識してなかったかもしれない。屋外なら知らないモノに出合うのも当たり前ですが、そんな『わけのわからない動物』が自分達の家の中に入ってきた。
そこに生ずるストレス。
いつもかまってくれる祖父母も孫にかかりきり、普段と違う空気と緊張感。ごはんの時間もズレて、いつもの散歩の時間に、散歩へ行けなかったりしたかもしれない……と、いったストレス。
4頭も犬がいれば序列はあったはず。件のゴールデンは4頭の中ではリーダー格だったかもしれない。性別は?年齢は? 大人しい犬質のゴールデンとは言え、若いオスともなれば、かなりヤンチャだったり、強気だったりしますが……
祖父母夫妻はそこまで、勉強していたか、考えていたか、感じていたか、想像できていたか……
甘かったんじゃないか、と僕は思います。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2017-07-30 10:42