そろそろアノ話を…②
モモちを通じて知り合ったご夫婦。
永年、子供が出来ず、ダルメシアンを飼っていましたが、ある年、めでたく赤ちゃんを授かりました。
赤ちゃんとお母さんが退院し、自宅に戻った時のダルメちゃんの落ち着きのなさを見かねた夫妻は、訓練士の先生に相談し、ダルメちゃんを呼んで赤ちゃんを紹介しました。
「今日からアンタの妹だからね、よろしくね 」と。
これをバカバカしいと思いますか?(笑)
しかし、
しばらくしてダルメちゃんは赤ちゃんを守るように、ベビーベッドのそばで眠るようになり、赤ちゃんが泣き出すと、吠えてママさんに教えてくれるようになったといいます。ハイハイして歩き回るようになると、部屋から出ないようにたしなめるな行動をしたり。お姉さんのようにふるまっていたと。
そんなことも世の中にはあります。
子供を育てるのに育児本を買わない人はいないと思いますけど、可愛いだけで勉強もせず犬を飼う人はたくさんいます。そして放ったらかしで無責任、歪んで育てば「このバカ犬」と。
犬が素晴らしいことのひとつは人間と違い「バカがいない」ことです。犬が歪むのは、繁殖か、流通か、育成か、どこかの段階で、バカな人間が関わるからです。
「大人しい性格のゴールデンとはいえ、元は猟犬ですから」という『専門家の意見』もかなりいいかげん(笑)
猟犬も、いろいろいましてな。
穴を掘って獲物を捕獲する犬、吠えることで獲物を追い込む犬、視力のよさで獲物を追跡する犬など、犬種によって機能と性格がインプリントされているのがブリーティングというものです。
レトリバーはその名前の通り、撃たれた獲物を取りに行って戻ってくる(レトリーブする)だけの犬ですから、他の動物に対する狂暴性は薄いし、人には馴染みやすい。
「普段、穏やかな犬だったんですが」と祖父母夫妻も語っています。
「どうして急に襲ったのか訳がわからない」とも。
犬が噛むにも理由はある。
よっぽどのことがあったのだろうと思います。
しかし、当事者なのに、その理由がわからない。
そんな飼い主が一番の原因だったのではないか、と僕は思いますけどね。
わかりませんけどね。
コーギモモ
男性/57歳/神奈川県/飲食業
2017-07-30 10:46