スカロケ小説第十話
「本部長!名前覚えてくださったんですね。でも、今、勤務中なので失礼します」
ちぐは帽子を取って本部長に頭を下げるとスペイン坂スタジオのシャッター前に戻って行った。
そこへ犬を連れた女性が歩いてきて本部長にかけよる。
「本部長!ayako☆です!心配してスペイン坂に来ちゃいました」
「あらあら、わざわざありがとう!そちらは今日来てくれましたね?」
本部長はayako☆に言った後、かぶと丸たちの方を向く。
「かぶと丸です。ケーキです。もじゃネェです」
かぶと丸たちが名前を名乗った。
「本部長!これを見て下さい。スカロケ座の怪人からです」
ケーキが本部長とayakoに怪人からの紙切れを見せる。
「社歌のミュージックビデオを見よですか!スタッフが昨日、見つけてきて、観ました。二番がありましたよ」
カリン
女性/59歳/埼玉県/小説家見習い「帰って来たスカロケ小説」更新中
2014-07-25 18:46