おとなの社会科見学
昨日、群馬県富岡市の「富岡製糸場」に行きました。
世界遺産であるのは周知でしたが、
実は国宝でもあったとは全く知りませんでした。
近代日本の工業化推進の先駆けとなるべく、
明治期初頭に作られた国営の製糸工場の建物が、
ほぼ建設当時のままの状態で、100年を遥かに超える期間保存できているのは、
最後の工場オーナーを勤めた、日本トップの繊維メーカーさんの、
長年の現状保存努力の賜物とのこと。
意外と場内は小さいので、半日もかからずに隅から隅まで見て回ることができます。
但し、工場内に保存されている製糸用機械の説明は、
哀しいかな私は、なんのこっちゃさっぱり理解できませんでしたけれど……
ですが、極めて美しいレンガ積みの工場の外観の良さを見るだけでも、
採算度外視してまで保存に情熱を傾けた、メーカーさんの英断と心意気に、
心からの感謝を贈りたくなる、楽しい社会科見学でした。
恋のコンパス
男性/61歳/東京都/自営・自由業
2017-08-05 07:15