過酷案件
クラスメイトの紹介で始めたバイト先の会社に誘われるままに入社しました。
私が入った途端に、経理担当だった女性がコトブキ退社。お金関連の仕事だけはやりたくなかったのですが、状況を受け入れて簿記の勉強もしました。経理の仕事だけでは、息が詰まりそうでしたので、商品のリーフレット作りなど広告関連のことや雑用など、提案してみて「やっていいよ」と言われたらなんでもやりました。
当時は会社の経営状態も良かったのですが、次第に全盛期が終わり、いつ潰れてもおかしくない状況になりました。
ガキ大将がそのまま大人になったような経営者は、会社のお金を自分のサイフと思っているようなおバカちゃんでした。
会社の経営状況を話しても「困ったね…」とは言うものの、経営者としての対策を取れるような人ではありませんでした。
なんとか会社を支えたくてネットショップを立ち上げました。経営者はシブシブOKしたものの不愉快そうでした。彼はネットの世界を嫌悪してました。摩擦は承知の上でしたが、会社としては背水の陣でした。
経営者と社員の給料を規定の25日に支払い、私の分だけをお金が貯まってから支払うようなことも何度かありました。苦しい経営状態が続きましたが、ネットショップの売上に救われてきました。
そうして凌いでいるうちに、会社の柱だった上司が病気で退職し、続いて、高齢になっていた経営者が突然逝きました。
皮肉なことですが、人件費を占める上位2名がいなくなったことが大きな経費削減となり、その後の会社は「一見」安定しています。
サァ、これからどうなりますやら。
マジで過酷でしょ!(*´∀`*)
くみ
女性/65歳/東京都/黄色くみ広報室長
2017-08-07 15:06