案件2
祖父にとって私は初孫でした。
祖父はそこそこ裕福な家でしたので、戦時中でも食料に困ったことがなく、身長180弱、体重は100キロを超えて、自分では靴紐が結べずに女中さんに結ばせていたそうです。戦後はGHQにC級戦犯容疑をかけられて逃亡生活を経験したことで、自分の知る祖父は普通にガッチリした人でした。
祖父の家に行くと隣の惣菜屋さんから山のようなコロッケやとんかつを買ってきて、たっぷりのご飯とともに「食え!、男はしっかり食わないとだめだ!!」と祖父の言葉とともに毎回腹が破けるのではないかと思うほど食べさせられました。
当時から肥満児という非常に傷つくレッテルを学校から貼られていましたので、家に戻ると父親から「また食ってきたのか!!!」と叱られました。
両方共愛情なんだとは理解していましたが、だったら二人でどうするか決めてくれよと思って過ごした子供時代です。
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2017-08-14 13:01