大声案件2
むかしパリ経由で日本へ戻る時、充分に乗り継ぎ時間を確保して、出発地で座席指定も済ませて、いざボーディングの時に「あんたこっちで待って」とブリッジ前で止められました。その後、30人ほどの人達がボーディングブリッジを通過して搭乗したので、「乗って良いか?」と聞くと「あなたは乗れません」とのこと。理由を聞くと満席であなたの席は無いというので、「発券を済ませていて座席も指定されている。この座席番号の客を降ろすか、最後に乗ったオッサンを降ろせ、それまでドアを閉めるな」と言いました。
機内からCA2名(内1人は日本人)とボーディングゲートにいたマネージャーのおばさんと20分ほどのやり取りが続きました。機内はすでに満席、定刻を過ぎているので今すぐにでも飛びたい、ドアを締めることは許さん、最期の1人か自分に指定された座席の客を降ろせと押し問答が続いた後、CAが機内に乗り込み、ドアを閉めました。「なぜ閉めた?」の問いにマネージャーのおばさんが「あんたが閉めていいって言った」というので、持っていたペットボトルを床に叩きつけて「(あらん限りの悪口雑言)!!」そして「あんたの会社とは日本語以外ではこれ以降話をしない、日本語の分かるスタッフを連れてこい!!」と怒鳴りました。
しばらくして日本語の分かるスタッフが来て、次の便に必ず乗せること、電話を使わせること、成田からのタクシーを使わせること、12時間後の次の便までの間のホテルは要らないからラウンジを使わせることを要求して了解を得ました。フランスの航空会社で使用できる8万円分のクーポンか4万円の現金かどちらかを受け取ってもらいたいというので、金輪際あんたのところは使わないから現金でいただくということになりました。ラウンジで日本に電話をかけまくり、半日遅れるスケジュール調整を行い、出発までラウンジで寝ていました。
帰りの飛行機で周囲は日本人の旅行客が多く、皆が8万円のクーポンを持っていることに唖然としていました。日本に到着すると副支配人と秘書さんのお迎えを受けて、お詫びと事情聴取を受けました。日本のお客様はハッキリとおっしゃらない方が多いので、苦言を直接言っていただくのは助かります。と不思議な謝意を頂戴しました。自分が乗った便では80人が積み残されたと聞き、それ以来、パリ経由は意地でも使わないようになりました。
FUJI2
男性/66歳/東京都/自営業と自由業は違うんだぞっと…個人事業主さまは言ってみる~
2017-09-04 14:33